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スズキ バレーノのTRIP修理|反応しない原因はスイッチの脱落

どや

今回は、スズキ バレーノのTRIP修理をご紹介します。TRIPボタンを押しても全く反応しないとのことで、スピードメーターを分解して原因を確認しました。故障したと思われたタクトスイッチは、基板から外れた状態でした。


久しぶりの投稿になります。

ありがたいことに作業が立て込み、何とか日々のご依頼を進めていました。少し手が空いたので、今回の作業をご紹介します。

まだお問い合わせへのお見積もりや回答も残っています。ただ、投稿が止まっていると「お店は動いているのかな?」と思われるかもしれませんので、近況も兼ねて更新です。


スズキ バレーノのTRIPボタンが反応しない

今回お問い合わせいただいた車両は、スズキ バレーノです。皆さんはご存じでしょうか? 私にはあまり聞き慣れない車名でした。

ご相談内容は、「スピードメーターのTRIPが全く反応しないので、できれば使えるようにできませんか?」というものでした。

ボタンが反応しない場合、まず考えられるのはタクトスイッチの不具合です。以前作業したサンバーのように、スイッチの反応が鈍くなっている可能性も考えました。

ただ、当店ではバレーノの同様の修理事例がありません。現物を分解して確認するまでは、原因を判断できない状態でした。

タクトスイッチを数種類準備してお預かり

原因の調査やスイッチの形状確認のために、その都度メーターを脱着・分解すると、作業費用がかさみます。

そこで、できるだけ作業の繰り返しを避けられるよう、使えそうなタクトスイッチを数種類準備しました。そのうえで、お車をお預かりしました。

TRIPボタンが反応しない症状で修理を承ったスズキ バレーノ

▲ TRIPボタンが全く反応しないとのことで、スズキ バレーノをお預かりしました。


スピードメーターを取り外して分解

まず、車両からスピードメーターを取り外します。

バレーノのTRIP修理のために取り外したスピードメーター

▲ 原因を確認するため、車両からスピードメーターを取り外しました。


続いてメーターを分解し、基板を確認できる状態にしました。

分解したスズキ バレーノのスピードメーター基板

▲ スピードメーターを分解し、内部の基板を確認します。


表示切替えノブ(マルチインフォメーションディスプレイの切替えボタン)側には、タクトスイッチが付いていました。

バレーノの表示切替えノブ側に取り付けられたタクトスイッチ

▲ 表示切替えノブ側には、タクトスイッチが取り付けられていました。


一方、反応しないTRIPボタン側を確認すると、あるはずのタクトスイッチが見当たりません。

タクトスイッチが基板から外れていたバレーノのTRIPボタン側

▲ TRIP側はタクトスイッチが基板から外れており、ボタンを押しても反応しない状態でした。


原因はタクトスイッチの脱落

TRIP側のタクトスイッチは、基板から外れていました。これでは、ボタンを押しても反応しません。

実は、分解の途中でメーター内部からカラカラと音がしていました。その音の正体が、外れたタクトスイッチだったのです。

取り出したスイッチをテスターで確認したところ、スイッチ自体に故障は見られませんでした。


再はんだで修復して組み付け

今回は、元のタクトスイッチを再はんだして、基板に取り付けました。

その後、スピードメーターを元どおりに組み立て、車両へ取り付けて作業完了です。

タクトスイッチを再はんだして修復したバレーノのスピードメーター

▲ 外れたタクトスイッチを再はんだして修復。メーターを元に戻し、作業完了です。


今回のバレーノのTRIP修理は、タクトスイッチを交換せず、外れたスイッチを再はんだすることで対応できました。

お客様にも喜んでいただけました。このたびはご依頼いただき、ありがとうございました。

メーターのボタンが反応しない場合も、原因や修理方法は現物の状態によって異なります。お困りの際は、岡山県総社市のガレージ ♠ ディープまでご相談ください。